あれはいつだっただろうか
私が生ガキを食べて当たりくじを引いた時
そうだ、あれはたしか秋だった。
その日、私は少し興奮していた
「わーい!生ガキ生ガキ♪だーいすき!生ガキ用にソースでも作ろう」
別に特別な日ではない。スーパーで買った生食用のカキを買ってきただけだ。
スイートチリソースとレモンなどで自己流に生ガキ用のソースを作った。
これと一緒にほおばって楽しい生ガキタイムを堪能しようというわけだ。
スルスルペロン!「あーんもう♪おいしーんだから!」
確かに、普通に生ガキを楽しんでいた。
比較的楽しい夕食であった。その日は生ガキを胃袋にいつも通り眠りについた。
事件が起きたのは翌日の夕方ごろだったか。
「なーんか、風邪っぽいというか、気持ち悪いなぁ。しかも熱っぽいわ。そういえば今さっき便が緩かったしなぁ。おなかやられたかな~」(馬鹿め!お前はもう生ガキアタックに侵されているんだよ!)
夕方に急激に体調が悪くなったのだ。
「風邪ひいたみたいだから、レモネードでも作って体を温めよう」
そう思い、大好きなレモネードを作り
チビチビ飲み始めた。
半分を飲み終えたくらいだろうか。
さっきまでの吐き気が急激に増加して来たのだ。
「ぅうう、やばい、吐く」
トイレに駆け込むもフタがすぐに開かない!
「ウォシュレットはこれだから困るんだ!早く開け!」
ウォシュレット「ウィー、!ビギーーーグアアアン!」(途中無理やりこじ開けられる音だ)
まだ物は出ていない
便座に手を置き
「吐きたくない!」
と涙目になりながらも今回ばかりはなにか避けられそうにない邪悪な力を感じる。