今は梅雨で涼しかったりしますが、梅雨が明ければ

エアコンなしではやってられなくなりますね。


そんなことはどうでもいいんですが

夏に限らず冬ですら音楽機材が熱にやられそうな人いませんか?


パワーディストリビューターやアンプ、オーディオインターフェースやパソコン

熱を発するものがラックなどの狭いスペースに閉じ込められていると

その狭い空間に熱がたまり機材がうまく冷やされていない状態になっているかもしれません。

機械というのは高温になればなるほど傷みやすくなります。

もちろん、低音すぎても動作不良を起こすのですが。


機材が棚やマウント型ラックなどにある場合、風通しが悪いと熱が籠ってしまい

作業時間が長くなるたびに高温になってしまいます。



そんな時に役立つのが機材専用扇風機!



 


 USB接続型ファンがおすすめです。

手軽につけられて好きなところに配置ができる小型の扇風機です。






こういったものです。

パソコン内部に使われるファンとおそらく同じものです。

サイズや種類もいろいろあるわけですが、人間にあてるためのUSB扇風機などと比べると

大きな違いがあります。





人間用のUSB扇風機はこういったものですね。

これではありませんよ!





人間用の扇風機の欠点は、パワフルな分音がうるさいことです。

音楽をやっている方にとって雑音は邪魔です。

機材を冷やすために必要なのは、風の流れです。

つまり風の流れを作れればいいわけです。

なのでこういった






隙間に入れられるサイズのもので、なおかつ静音性に優れた簡易型USBファンがオススメです。

ファンの回転速度を3段階に選べるものが多く出回っています。

これらを熱がたまりやすいラックの上部などに熱が出ていくように配置したりすれば

機材に優しい環境が作ることができます。


機材をつけるたびにON/OFFが面倒なら、USB給電同期などさせて工夫して機材を付けたら通電させるようにしてもいいと思います。


・簡易ファンの静音性

どのくらい静かにファンが回るかは商品によって異なると思いますが、基本的にこのタイプのものは

人間にあてるタイプの扇風機よりも音が静かです。

最近のPCのファンって静かでしょう?それと同じくらいです。
(ていうかたぶん同じもの)

ただし、人間に使うとなると風力はそこまで強くないものが多いです。

なのでこのようなPCのファンのむき出しみたいなタイプは機材用簡易ファンと思っていいと思います。

強弱が3段階選べるものの場合、1段階、2段階はほとんど聞こえないくらいの音で

3段階にすると少し聞こえてくる程度です。

大型ほど、音が静かに聞こえます。


直径4cmくらいの小型のファンも静かではありますが、2段階くらいで少し音が目立ち

3段階でノートパソコンのがんばってる時みたいなファンの音になりますので、大型よりはうるさいです。


・ファンの振動音も抑制するタイプがおすすめ

ファンは回転すると多少の振動を伴うので設置部がゴムやシリコンのついている商品を選ぶことをお勧めします。

振動音については、大型ほど影響が大きくなりますので特に大型ファンを選ぶときは設置部に制振材が必要になるでしょう。

各自で改良してもいいし、あらかじめ装備されているファンを選ぶのもいいですよ。

ネジなどで固定する場合はゴム足は基本的に不要です。





この商品はゴム足が8個ついているので、縦置き横置きどちらでも制振できます。






・USBファンを使うときの注意点

ファンは、壁にくっつけてしまうと効果が出ませんので、壁とファンが密着させないように設置しましょう。

また、ファンがうまく吸気されない環境ですと、ファンの音がうるさくなります。


・設置場所

風の道を作ってあげることをイメージして設置してください。

暖かい空気は上昇するという基本的知識をうまく利用しましょう。

ラック内に熱が籠っている場合、隙間を作り、風を通せるようにしましょう。

ラックの下部よりも上部に隙間を作って、その周辺にファンを取り付け、熱が外に逃げるように設置してください。

理想は前部と後部の両方にファンを置くことですが、どちらか1つでもかまいません。



前部にファンを置き、機材側に排気する場合「吸気型」

後部にファンをラック外側に排気する場合「排気型」

前部と後部にファンを置き一方方向に風の流れを作る「バランス型」

などがあります。

※二台以上のファンで風がぶつかり合ったり、引っ張りあったりする設置はお勧めしません。

自作PCをしている方なら、手慣れたものだと思います。


以上です。


機材は内部だけでなく、外部の温度も考えてあげなくては長持ちしません。

みなさんの大切な機材をUSB簡易ファンで守ろうの記事でした。