※少しだけ時間がある人は読んで(2分~4分)

 

トランペット音源。

最近はサンプル音源も種類豊富に出回り、デモ音源を聞いたり、デモ版をインストールし

試すものの、音が良くても表現力がいまいちなことがほとんどです。

~もっと表現豊かに生きたアレンジを管楽器に与えたい~

そんな情熱を持っている方なら必ず耳にするであろう音源

Sample Modeling のThe Trumpet。

現在はV3となっているこの音源。

最大の特徴は「メモリをほとんど消費しないサンプルモデリング音源」であるというところ。

これは、どういうことかというと

通常のサンプリングソフトシンセ音源は録音されたサンプルをほぼ再生するだけなのに対し

サンプルモデリング音源は、その楽器の特性などを信号として特徴をプログラムされているので

リアルタイムで音が生成されるという画期的なシンセサイザーであるということです。


 

これにより、録音されたサンプルの容量がほとんど必要なくなり、コンピューターが低メモリのものでも

動作ができるという利点があるだけでなく、リアルタイムにアーティキュレーションを 操ることができ

柔軟な奏法を生演奏さながらに再現できるということです。

・音のリアリティと可能性

この音源を買って、鍵盤で演奏しても「なんだこのショボい電子音は」と思う人もいるでしょう。

しかし、この音源の使い方は通常ブレスコントローラーを使うことにより

その演奏のリアリティが発揮できるのです。

「ブレスコントローラーが無いとリアリティは追及できないのか?」というと

そうでもありません。MIDIコントローラーなどで様々なパラメーターを操作し

リアルな演奏に変えることだってできます。腕と耳次第でブレコンが無くても大丈夫です。

ただし、想像力や管楽器の特徴をある程度耳で鍛えている人じゃないと「ショボくなる」ので注意。

 ブレスコントローラーを使えば、生演奏さながらの生々しい演奏を再現することが容易になります。

その場合も、吹奏楽や管楽器の経験者、経験が無くてもセンスのある人なら、さらに上手にデータを作成できるでしょう。

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・サンプル音源とのリアリティの差

サンプル音源は、ほとんど録音された状態のものが再生されるので、その録音環境に向き不向きが

出てきてしまうでしょうが、単音、トリル、ビブラート、トレモロ、タンギングなど、単体で聞けばリアルであるに決まっています。

しかし、いざMIDIデータを打ち込み、オリジナルのラインを作っても

理想的な演奏を再現するにはかなり苦しむ事が多いです。どうしても不自然になってしまったり

「そうじゃなくて、、、こうしたいんだよぉ!」って思っても、録音されている音しか再現できないので

限界を感じてしまうでしょう。


 それに対してサンプルモデリングのトランペットは、通常のベタ打ちでは、安っぽいMIDI音源のようではあるものの

本来鳴っているはずの音が素直に出るので、ブレコン、MIDIコントローラーなどを駆使し

実際のトランペットと同じような演奏を再現することがかなり容易にできてしまう優れもの。

デフォルトの音は、無加工で残響ゼロ、距離間ゼロなので、シンセっぽく聞こえてしまいますが

これらは当然自分で好きなようにアレンジできます。

少しリバーブを加え、距離感をちょっと付けるだけ「あら不思議、サンプル音源顔負けのリアルさ!」

になるわけです。アーティキュレーションの柔軟性を考えればサンプル音源よりも表現豊かで、返ってリアルさが引き立ちます。

クラシカルなオーケストラに使いたければさらにリバーブを深めて距離感を広げるだけでオーケストラ音源のトランペットに早変わりします。

飛ばし飛ばしでいいので下記の動画を見てみてください。

後半にリバーブなどをかけています。そのリアルさがわかると思います。







・サンプルモデリングThe Trumpetの欠点

ここまで、良い事ばかり書きましたが、中には欠点ともとれるものもあります。

①音の粒がそろいすぎていて、やはりどこかで電子音っぽさがこぼれてしまう。
②生音ではないので空気感が無い。やはり綺麗すぎる。
③すごく強めで爆発するような短いスタッカートが表現できない。
④音質的な意味で生々しさにかけてしまう。
⑤上級者向け(奏法、音場の再現力が必要)
⑥最低限の楽器知識が無いと無意味。
⑦SMトランペットを二本立ち上げて同時に慣らすと混ざりが不自然になる。
⑧パソコンのCPUを多少食う。

・でも利点の方が強いサンプルモデリングThe Trumpet

今までのことを踏まえて、間違いなく優れているのは

①やはり表現力が豊か。サンプル音源よりも細かい表情を付けられる。
②奏法的な生々しさを再現できる。
③音場を作ればジャズでもクラシックでも対応可能。
④上級者にはうれしい再現性とパラメーターの豊富さ。
⑤ロードが早い。
⑥通常演奏で、できないことはほぼない。
⑦ブレコンを使えば本当に吹いている感覚で編集が可能。
⑧一応ユニゾン用のプリセットもある(それでも少し音が重なると不自然)
⑨パソコンのメモリを食わない。




総評
平均的なサンプル音源(トランペット)

表現力    ★★★☆☆(※使用者のごまかし力が必要)
音質     ★★★★☆
空気感    ★★★★★
演奏リアリティ★★☆☆☆
柔軟性    ★☆☆☆☆
対象     初心者~上級者


SM(サンプルモデリング)The Trumpet 3

表現力    ★★★★★(※使用者の再現力次第)
音質     ★★★☆☆(※使用者の再現力次第)
空気感    ★☆☆☆☆(※使用者の再現力次第)
演奏リアリティ★★★★★(※使用者の再現力次第)
柔軟性    ★★★★★
対象     中級者~上級者


・おわり


説明が下手でごめんね?

私あまり難しいことはわからないのよ。

ただ、経験して思ったことを素直に書いてるので、生々しさで伝わると信じてます笑

ご参考までに。